【卓球・全農CUP】張本美和、美誠から大金星「戦術をしっかり組み立ててやれた」5位決定戦、美誠は涙

[ 2022年11月13日 15:04 ]

女子5、6位決定戦、伊藤に勝利し笑顔でガッツポーズする張本(撮影・木村 揚輔)
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 卓球の全農カップ・トップ32船橋大会最終日は13日、千葉県船橋市の船橋アリーナで男女の準決勝、順位決定戦などが行われ、女子5位決定戦で張本美和(14=木下アカデミー)は世界ランキング5位の伊藤美誠(22=スターツ)を4―1で下した。

 張本美は第1ゲームを8―11で落としたものの、そこから4ゲームを連取して逆転勝ち。昨夏の東京五輪で混合ダブルス金、団体銀、シングルス銅と3つのメダルを獲得した伊藤を相手に2度目の挑戦で大金星。「1回目の対戦の時は受け身になり、勝ちにいく姿勢が足りなかったので、絶対に勝つと自分に言い聞かせて試合に臨んだ。戦術をしっかり組み立ててやれたのが良かったと思います」と胸を張った。

 試合直前に兄・智和(19=IMG)が男子準決勝でフルセットの激闘に勝利。5歳下の妹は「あのメンタルは凄い。お兄ちゃんの試合を見て自分も頑張ろうという気持ちになりました」と大きな刺激になったことを明かした。

 24年パリ五輪代表選考対象大会のトップ32はこれまで8強の壁を破れていなかったが、今回は過去最高となる5位。「うれしい反面、ちょっと悔しい。たくさん練習して勝てる自信もあったので」と満足していなかった。

 敗れた伊藤は「精神的にも体的にも疲労がたまって頭が働かず、体もついてこなかった」と涙声で話した。

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