【卓球・全農CUP】笑顔の復活V!平野美宇「引き出しが増えて“まだまだ、できる”って」早田討ち

[ 2022年11月13日 22:34 ]

<卓球パリ五輪代表選考会>女子決勝、優勝し喜びを分かち合う平野(撮影・木村 揚輔)
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 卓球の全農カップ・トップ32船橋大会最終日は13日、千葉県船橋市の船橋アリーナで行われ、女子は東京五輪団体銀メンバーの平野美宇(22=木下グループ)が早田ひな(22=日本生命)との“黄金世代”対決を4―2の逆転で制して優勝。「国内大会での優勝は本当に久しぶりで、とてもうれしいです」と声を弾ませた。

 第1ゲームは9―5とリードしながら6連続失点で落とし、続く第2ゲームは追い上げも届かなかったが、心は折れなかった。2ダウンから圧巻の4ゲーム連取。平野は「以前よりも引き出しが増えて“まだまだ、できる”って思えた。そこが成長したところかな」と胸を張った。

 24年パリ五輪シングルス代表選考ポイント対象となるトップ32では3月のライオン・カップ、9月の全農カップ福岡大会ともにベスト8止まり。同年代の早田や伊藤だけでなく、長崎美柚(20=木下グループ)、木原美悠(18=エリートアカデミー)にも遅れをとっていたが、この優勝で50点を加算し、早田、伊藤に次ぐ3番手に浮上。12月上旬の時点で上位5人に与えられる来年の世界選手権出場も圏内に入った。

 「世界選手権に出場したいという気持ちが一番のモチベーションだったので、目標としていたポイントが取れて良かった」と笑顔。そして、「もちろんパリ五輪を目指しているので、世界でも勝てるように、これからも努力していきたい」と表情を引き締めた。

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