横綱・照不在“戦国九州場所”翔猿が正代との長い攻防制し新三役1勝発進!貴景勝は大栄翔退ける

[ 2022年11月13日 18:00 ]

大相撲九州場所初日 ( 2022年11月13日    福岡国際センター )

正代を押し出しで下し、吠える翔猿(撮影・中村 達也)
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 大相撲九州場所は13日に初日を迎え、今場所番付筆頭の大関・貴景勝(常盤山部屋=26)は結びの一番で小結・大栄翔(29=追手風部屋)を危なげなく押し出しで破り白星発進した。

 前日に大栄翔は、貴景勝との真っ向勝負を見据え「気合入りますね。初日に勝つことで良い流れになると思うので」と闘志を燃やしていたが、黒星発進となった。

 熊本県出身のカド番大関・正代は新小結・翔猿と対戦し、長い攻防の末、押し出しで敗れ黒星発進。翔猿は新三役初白星となった。関脇に転落した御嶽海は前頭2枚目・明生を押し出し。前頭筆頭・高安は関脇・若隆景と激しい張り合いを見せ、最終的に押し出しで勝利した。

 横綱・照ノ富士不在の“戦国場所”。連覇を狙う小結・玉鷲は、関脇・逸ノ城に押し出しで惜しくも敗れた。

 <今年の優勝者>今年はここまでの5場所で全て優勝者が異なる。今場所も違う力士が制すれば、年6場所制となった1958年以降では72年、91年に次いで3度目となる(1場所中止で年5場所だった2020年を除く)。91年は琴富士と琴錦による2場所連続平幕優勝の一方、北勝海と旭富士の2横綱、霧島と小錦の2大関が賜杯を抱いた。

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