石川遼が2年11カ月ぶりV 祝福の声続々「優勝が一番似合う」ハニカミ王子と呼ばれた少年も…31歳に

[ 2022年11月13日 16:18 ]

男子ゴルフツアー  三井住友VISA太平洋マスターズ最終日 ( 2022年11月13日    静岡 太平洋クラブ御殿場C(7262ヤード、パー70) )

<2022三井住友VISA太平洋マスターズ・ 最終目>優勝カップを手に笑顔を見せる石川(撮影・会津 智海)
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 石川遼(31=CASIO)が通算8アンダーで並んだ星野陸也(26=興和)とのプレーオフを制し、19年12月の日本シリーズJTカップ以来、約2年11カ月ぶりとなる優勝、通算18勝目を飾った。18番パー5で行われたプレーオフの決着は2ホール目。ティーショットは右の林に打ち込む。2打目は左のラフへ。だが、3打目でピン手前4メートルにつけるスーパーショット。星野がバーディーパットを外した後、バーディーパットを沈め、激戦を制した。

 3打差の2位で出た最終ラウンドは出だしの1番でグリーン外からのパットをねじ込んでバーディー発進。3、4番でも連続バーディーを決めるなど首位に並んで前半を折り返す。後半に入って14番では2打目を池ポチャ。痛恨のダブルボギーを叩くも15番ですかさずバウンスバックし、星野を捉えた。

 優勝インタビューでは「正直、信じられないです。今、優勝したという形で扱ってもらってますが、実感がないです。(プレーオフ2ホール目の3打目は)残り130ヤードでPWで打ちました。何とか(ピンと)同じ段に乗せられてパッティング勝負に持っていけて良かったです」とコメント。3日目には4年ぶりに1万人を超す大ギャラリーが来場し、この日も多くの観衆がつめかけた。石川は「素晴らしい景色で3日目にはラウンドの途中、涙が出そうになりました。もっともっと頑張らないとという気持ちになりました」と振り返った

 心機一転、代名詞だった長髪を約20センチバッサリ切って臨んだことが功を奏した。かつて「ハニカミ王子」と呼ばれ、男子ゴルフ界に旋風を巻き起こした少年も31歳に。今シーズンは長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメントで4位タイ、ANAオープンゴルフトーナメントで2位の成績を残すなど、着実に優勝への歩みを進めていた。

 優勝を決めると、ネット上では「遼くん、おめでとう」「やっぱりスーパースター」「やはり短髪にすると調子いい」「やる時はやる男だ」「ほんとに良かった!!」「やっぱり華があるな」「底力凄い」「やっぱり優勝が一番似合う」「日本男子プロを引っ張って盛り上げれるのは遼くん」「最終日絶対来てくれると信じてました!!」「感動と興奮をありがとう」「遼くんが優勝するとなぜかうれしい」など祝福の声が多数寄せられていた。

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