大岩、ツアー初Vへ4差2位 パット力鍛えた成果発揮9バーディー

[ 2021年6月6日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ツアー選手権森ビル杯第3日 ( 2021年6月5日    茨城県 宍戸ヒルズCC西C=7387ヤード、パー71 )

日本ゴルフツアー選手権・3日目の18番、バーディーを決めガッツポーズする大岩龍一(撮影・西尾 大助)
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 日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行った。首位に6打差の6位から出た大岩龍一(23=ディライトワークス)がこの日のベストスコア65で回り、念願のツアー初優勝へ首位と4打差の通算7アンダー、2位に浮上した。67で回った木下稜介(29=ハートランド)が通算11アンダーで首位をキープ。アマチュアの杉原大河(21=東北福祉大4年)が通算6アンダーの4位と健闘を見せている。

 最終18番でグリーン手前のカラーから6メートルを沈めてバーディーを奪い、ガッツポーズ。首位とは4打差。まだ無名の大岩が逆転Vがギリギリ狙える位置で最終日を迎える。

 「パターが良すぎるので。これも入るんだって」。8番で5メートル、9番では6メートルを沈めるなどこの日最多の9バーディーを奪って首位・木下を猛追した。

 ツアー本格参戦1季目だが、今年は4戦して10位以内が3度。賞金ランクも31位と初のシード当確へあと一歩まで迫っている。躍進の原動力は部門1位(1・7357)のパット。片山晋呉らも指導した谷将貴コーチの下、3年前からできるまで帰れない4種のドリルで長い時には1日5時間、パット力を鍛えてきた。

 4週前のプレーヤーズチャンピオンシップでは同級生の片岡尚が初優勝し、大岩は7位。終盤のミスが夢に出てくるという。「チャンスがないわけじゃない」。メジャーでの初Vで悪夢を吹き飛ばす。

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