“新幹線娘”原わか花が通算13トライで東京五輪代表入りをアピール 7人制ラグビー国内大会

[ 2021年6月6日 22:51 ]

7人制ラグビー太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ第3戦熊谷大会最終日 ( 2021年6月6日    埼玉・熊谷ラグビー場 )

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ第3戦熊谷大会を制し、優勝を称え合う7人制ラグビー東京五輪女子日本代表候補の原わか花(左)とバティヴァカロロライチェル海遥
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 東京五輪日本代表候補らで構成されるチャレンジチームが決勝でながとブルーエンジェルスを14―8で下し、今大会6戦全勝で優勝した。

 チャレンジチームが苦戦を強いられながらも、最後は地力の違いを見せつけた。決勝は1次リーグC組でも手を焼いた、ながとブルーエンジェルスと対戦。終了間際まで7―8とリードを許しながらも、残り1分で「新幹線が大好き」という快足ウイングの原わか花(東京山九フェニックス)が逆転トライを奪い、最後はリードを死守。今大会で主将を務めたバティヴァカロロライチェル海遥(アルカス熊谷)は「6試合を勝ちきって終われたのは、いい収穫」と話した。

 第1日は6トライ、この日は7トライと気を吐いた原も「絶対に負けてはいけない立場。勝ちきったことに意味がある」と胸をなで下ろした。個人としても類い希なスピードと決定力、フィットネスの高さを披露し初の五輪代表入りへアピール。「トライの数より、14分間走り続けられたことが良かった。あとはチームを笑顔にできたことが良かった」と、随所で「エナジーを上げていこう!」と、声を張り上げたムードメーカーとしての働きに胸を張った。

 東京五輪開幕まで50日を切り、今月下旬には最終メンバー発表が控える。16年リオデジャネイロ五輪代表主将の中村知春(ナナイロプリズム福岡)も「ながさんには苦しませてもらったが、こういう展開を乗り越えられたことは良かった」と収穫を強調。一方で国内大会で四苦八苦する戦いぶりには、「国際レベルになっていない。30点」と危機感を募らせた。

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2021年6月6日のニュース