急きょ出場の佐藤・平良は準決勝でストレート負け 目線は24年パリ五輪へ「新たな一歩を今から」

[ 2021年6月6日 13:20 ]

ビーチバレー東京五輪男子日本代表チーム決定戦最終日 ( 2021年6月6日    東京都立川市・タチヒビーチ )

<日本代表チーム決定戦最終日>準決勝で敗れた後、話し合う佐藤(左)と平良
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 出場予定ペアに新型コロナウイルス感染者が出たことで、急きょ出場した佐藤亮太(27=テクノスジャパン/雄大グループ)平良伸晃(24=―FORUM)組は、準決勝で国内トップペアの石島雄介(37)白鳥勝浩(44=ともにトヨタ自動車)組に2―0とストレート負けで敗退した。

 実力と経験の差で圧倒された。第1セットを9―21、第2セットを7―21で落とし、完敗。佐藤は「経験の差というか、壁だった。自分たちのやろうと思ったことを封じ込められた」と振り返った。

 元々、今大会には補欠ペアとして登録されていた。本来出場予定だった西村晃一(47)柴田大助(26=ともにITEC WINDS)組が、柴田の新型コロナウイルス陽性により棄権。佐藤と平良は大会前日となる4日に急きょ、出場を伝えられた。試合では初戦をストレート負けで落としたが、敗者復活戦に勝利し4強入り。平良は「出るための準備をやってきた」と努力が結果に表れた。

 準決勝では圧倒されたが、対戦相手だった国内トップペアは若い2人に可能性を感じている。「若いので、これからの過ごし方で可能性はたくさんあると思う。リザーブから急きょ、大会に出場して難しい中で、良い勢いがあった」と白鳥。今後のビーチバレー界で躍動することに期待を込めた。

 試合後、佐藤の目線は24年パリ五輪に向いていた。「次の五輪へ向けて、新たな一歩を今から踏み出していきたい」。平良も「トップクラスを目指している。経験の差を跳ね返すように勝負していきたい」と前を向いた。

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2021年6月6日のニュース