内村航平 4大会連続五輪切符も「きょうの鉄棒ではちょっとレジェンドとかキングとか言えない」

[ 2021年6月6日 17:08 ]

体操・全日本種目別選手権最終日 ( 2021年6月6日    群馬・高崎アリーナ )

<全日本種目別選手権 決勝>演技後、不満の表情を見せる内村航平(撮影・光山 貴大)
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 男女決勝が行われ、鉄棒の内村航平(ジョイカル)が15・100点で2位になり、東京五輪代表に決まった。日本協会が作成する世界ランクに応じて与えられる選考ポイントの合計で跳馬の米倉英信(徳洲会)と並んだが、世界ランク4位を超える得点差の和で上回った。体操ニッポンで4大会連続の五輪出場は1964年東京大会で日本選手団主将を務めた小野喬以来、史上2人目となる。

 代表入りを決めた内村のコメントは以下の通り。

 ▼内村航平 (今の気持ち)もうねえ…ダメです。ポイントで競っていた米倉選手にすごく申し訳ないというか。代表勝ち取るならしっかり良い演技をして勝ち取りたかったんですけど。最後の鉄棒は全然納得いかなくて。五輪にはいけないなと着地した時思ってたんで。行けたよと言われても、嬉しいというよりこれで行っていいんだろうかという気持ちが大きくて。終わった後米倉のところにいって本当に申し訳ないと言いました。

 (佐藤コーチの存在)彼がいなかったらここの舞台に立てなかった。彼なくしては僕は鉄棒は演技できないという存在です。

 (4度目の五輪)きょうの鉄棒ではちょっとレジェンドとかキングとか言えないですよね。もっともっと練習しないといけない。僕の順番の前に橋本と(北園)丈琉がやったけど、ニュージェネレーションのあとに大長老がやって非常にやりづらかったです。若い力に負けないよう、チームとしてはやらないですけど、今までの経験とかを下の代に伝えないといけないと思っています。演技以外にも役割はあるのかなと思うので、鉄棒以外にも頑張っていきたいと思います。

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