クレルモンがプレーオフ進出決定　FB松島先発フル出場で貢献　リーグ制覇へあと3勝

ラグビーフランス1部リーグ第26節   クレルモン25―20ラロシェル （ 2021年6月5日    クレルモンフェラン ）

松島幸太朗
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　クレルモンはリーグ戦の今季最終戦でラロシェルに25―20で勝利。通算15勝1分け10敗、勝ち点71でリーグ戦5位が確定し、上位6チームによるプレーオフ進出を決めた。日本代表のFB松島幸太朗（28）も先発フル出場で勝利に貢献した。

　敗れれば今季終了の危機もあった大一番で、クレルモンは手堅く戦って勝利を収めた。前半は1分、20分、26分、30分、33分といずれもPGで得点を重ね、15―10とリードして後半へ。同14分にCTBモアラのトライで加点すると、同24分にはSHパラがこの日6本目のPGを決めた。

　残り2分を切って5点差に詰め寄られたが、5点差以内の敗戦に与えられるボーナスポイントを得ればプレーオフ準決勝に直接進出できる2位以内が確定するラロシェルも、最後は無理に攻めずにボールキープ。勝てばプレーオフ進出が決まるクレルモンとの“利害一致”により、本来の迫力を欠いたプレーの応酬が続き、そのまま試合終了となった。

　松島はトライこそなかったものの、再三のボールキャリーやキックボールの処理を確実にこなし、勝利が決まると同僚たちと笑顔でタッチを交わした。11日のプレーオフ準々決勝では、敵地でリーグ戦4位のボルドーと対戦することが決定。勝てば18日の準決勝では、リーグ戦1位のトゥールーズと対戦することも決まった。