八角理事長 緊急事態宣言下の初場所を総括 「無事にやってこられて感謝」

[ 2021年1月25日 05:30 ]

大相撲初場所 千秋楽 ( 2021年1月24日    両国国技館 )

日本相撲協会の八角理事長
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 緊急事態宣言下で開催された初場所。何とか無事に千秋楽までこぎ着けた八角理事長(元横綱・北勝海)は「15日間無事にやってこられて感謝しています。まずお客さんが第一です。力士も頑張ってくれた。行司、呼び出し、床山、親方衆、その家族も頑張ってくれた。検査してくれた医療従事者にも感謝です。そういう協力がなければ開けなかった」と安堵(あんど)したように話した。

 昨年の7月場所から4場所連続の東京開催。入場者を5000人以下に制限し、感染症の専門家の意見を参考にその対策を徹底した。入場券の裏には、感染者が出た場合に追跡調査ができるよう来場者の氏名と電話番号の記入も求めた。

 一方で集団感染で全休した九重部屋では、18日から19日にかけ新たに10人の陽性者が出た。さらに千秋楽にも3人の感染者が判明。師匠の九重親方(元大関・千代大海)らが入院する事態となり、集団生活の相撲部屋での感染対策が一筋縄ではいかないことをうかがわせた。

 感染拡大の影響は出場力士の成績にも表れたようだ。出稽古が制限されたこともあり、幕内優勝の大栄翔、十両で優勝した剣翔らの追手風勢や明瀬山、宇良らの木瀬勢など関取衆が多く、稽古相手に恵まれた部屋の力士の活躍が目を引いた。ある親方は「出稽古でいろんなタイプの力士と稽古ができるのは大きい。それが十分にできなかったことを言い訳にはできないが、難しい面もあったと思う」と話した。

 協会は3月の春場所も引き続き有観客で、本来の大阪で開催したい意向のようだが、新規感染者の増減次第で変わる部分が多く、しばらく先行きを見通せない状況が続きそうだ。

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