大栄翔「実感湧いた」 初優勝から一夜明け 次の目標「関脇での勝ち越し」

[ 2021年1月25日 10:56 ]

優勝の一夜明け会見で、リクエストに応えて大きな手を広げる大栄翔

 大相撲の前頭筆頭・大栄翔(追手風部屋)が初優勝から一夜明けた25日、埼玉県草加市の同部屋でリモート会見に臨み、「(千秋楽は)夜までバタバタして遅かったが、しっかり寝た。気持ち的に凄くうれしかった。実感も湧いて、改めて優勝したことがうれしい。幕内最高優勝は夢のまた夢でテレビの中の話しという感じだったが、自分がするとは考えられなかった」と喜びをかみしめた。

 幕内最高優勝の反響は予想以上に多かったようで、「(お祝いのメッセージを)まだ返せてないがこれからしっかり返したい。全部で400件ぐらい。幕内最高優勝は凄いことなんだと実感したし、日頃から応援してくれる人がたくさんいて感謝してます」と実感を込めた。

 初優勝を手にした15日間について「今場所は立ち合いの踏み込みと角度と鋭さが自分でもあったと思う。起こした後の突きも回転よく休まず攻めれたのが良かった。(新型コロナで出稽古ができず)大変な状況だが、追手風部屋は関取衆多くていい稽古ができた。序盤で(上位に)勝てたのも良かったと思う」と自賛。その中でも7日目の隆の勝戦を挙げて、「隆の勝関戦が立ち合い良くて、親方からも一番いい立ち合いしたと言ってもらえたのが良かった」とライバルを一蹴した一番が自信になったようだ。

 母・恵美子さんの女手一つ母子家庭で育った。大学に進学せず角界入りしたのは「親孝行」をするため。まだ家族に直接、優勝を伝えられていないが「ここまでこれたのも家族あってのこと。プロに入って中々、親孝行できてなかったので(これで)出来たかなと思う。師匠(元幕内・大翔山)にも喜んでもらえて追手風部屋初ということもうれしく思う」と深く感謝。突き押しを教え込まれた師匠からは「おめでとうと握手していただいて、(インタビューで)泣くなよと言われました」と労われたようで、泣くなよの言葉にも「うれしさしかなくて、よっしゃーという気持ちでした」と笑った。

 大きな夢をかなえた今、今後について問われると「最大の目標だった。それができてうれしい。一つずつ地道にかなえていきたいと思うのでこれからもコツコツ頑張っていきたい。まずは関脇での勝ち越しを目指したい」と一度はね返された関脇での勝ち越しに燃えている。

 もちろん先には看板力士になる夢もある。「もちろん上を目指してこれからも頑張っていきたいと思う。八角理事長(元横綱・北勝海)の若いときに(相撲が)似ていると言われるので、そういう相撲を目指していきたい。回転良くどんな相手にも突いて、速い突き押しで圧力もあって理想の相撲」と突き押しで最高位まで上り詰めた元横綱・北勝海を理想とした。

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