池江、100M56秒台に「びっくり」400Mリレー予選代役出場 決勝進出に貢献

[ 2020年10月3日 05:30 ]

競泳日本学生選手権第2日 ( 2020年10月2日    東京辰巳国際水泳場 )

女子400メートルリレー予選全体2位の記録で予選を通過し、掲示板を見て喜ぶ日大の(左から)山本・摎R佳、持田早智、池江璃花子(代表撮影)
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 白血病から復帰した日大の池江璃花子(20=ルネサンス)が女子400メートルリレー予選に出場して第3泳者を務めた。引き継ぎタイムで56秒19をマークし、全体2位での予選通過に貢献。3位となった決勝のメンバーからは外れたが、復帰後公式戦で初めて100メートルを泳いだ。男子100メートル平泳ぎは慶大の佐藤翔馬(19=東京SC)が大会新記録となる59秒55の自己ベストで優勝した。

 日大のチームメートの体調不良により、池江に女子400メートルリレー予選で出番が回ってきた。出場が決まったのはレース前夜。トップ東洋大と1秒69差の2番で引き継ぎ、1秒35差に縮めてアンカーにつないだ。引き継ぎタイムで56秒19をマーク。「57秒台が出ればいいなと思っていたので、びっくり。緊張していたけど泳ぎ始めたら気持ちよく泳げました」と振り返った。

 52秒79の日本記録を持つ100メートル自由形を公式戦で泳ぐのは、白血病から復帰後初めて。個人種目で4位に入った50メートル自由形に向けたトレーニングを積んでおり、100メートルの準備はしていなかった。体調面が考慮されて決勝はメンバーから外れたが「ここで100メートルのレースを経験しておけたことは今後につながる」と前を向いた。

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