室伏スポーツ庁長官が“古巣”組織委員会へあいさつ 森会長「アスリートの励みに」

[ 2020年10月1日 17:32 ]

前日までの“上司”、組織委員会の森喜朗会長(右)のあいさつを背筋を伸ばして聞く室伏広治スポーツ庁長官
Photo By スポニチ

 新たにスポーツ庁長官に就任した04年アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏(45)が1日、前日までスポーツディレクターを務めていた東京五輪・パラリンピック組織委員会を訪れ、森喜朗会長(83)らに就任のあいさつを行った。「本当に昨日までお世話になった。大会成功に向けて、少しでもスポーツ庁としてサポートできるよう取り組んでいきたい」と、来夏へ延期になった大会への思いを新たにした。

 森会長は、室伏氏の最後の勤務となった前日9月30日、リモートでのお別れセレモニーで職員約800人が長官就任を祝福したと明かし、「みんなから慕われ、信頼されていた証だと思う。僕らはお役人をよく知っているが、あなたの場合はお役人の中に入って役所のような仕事をしてきただけに、難しいことがたくさんあったけど、本当によく頑張ったと思う」とねぎらった。「途中で結婚したのが良かったね。あれからいよいよ責任が重大になった」と室伏氏がスポーツディレクター在任中の15年に結婚したことを挙げ、「辛かったこと、苦しかったことの経験を、今度はスポーツ庁長官として、スポーツが関係する役所の一番上に立つわけですから、本当にスポーツ選手、民間人から来た長官というのは良いんだと(言われるように)、そういう気持ちでやってほしい。日本の多くのアスリートに“一生懸命頑張ればスポーツ庁長官になれるんだな”と励み、目標を与えることになるかもしれない」とエールを送った。

 スポーツ庁長官としての抱負を問われた室伏長官は「五輪やパラリンピックの成功もそうだが、多くの方の心と体の健康、スポーツ実施率だったり、さまざまなところでスポーツが貢献できるところがある。そちらの方も精いっぱい取り組んでいきたい」とコメント。森会長は「(五輪開幕まで)300日というところでスポーツディレクターを取られるというのは本当に痛い。心の中では涙をのみながら、笑って送ってあげようと思う」と本音を口にしながらも、「幸い、山下(泰裕)JOC会長から、JOCの仲間、小谷さんを紹介してくれたので、今まで以上にしっかりやってくれると期待している」とスポーツディレクターの後任、小谷実可子さん(54)へ期待を寄せた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年10月1日のニュース