美女で苦労人の佐藤友佳がラスト1投で逆転し初V 女子やり投げ

[ 2020年10月1日 16:55 ]

陸上・日本選手権第1日 ( 2020年10月1日    新潟市・デンカビッグスワンスタジアム )

女子やり投げ決勝、優勝した佐藤友佳(撮影・小海途 良幹)
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 女子やり投げは、佐藤友佳(28=ニコニコのり)が、最後の1投で日本記録保持者の北口榛花を上回り、逆転で初優勝した。

 トップ北口の59メートル30をターゲットにして迎えた最終6投目。「60メートルを投げたら勝てるんや」と、大阪府出身は思い切り右腕を振り抜いた。記録は59メートル32。わずか2センチ上回った。

 この試合に向けて、やりを放つ角度を低くした。「今季は高く上げてしまっていた。飛ばし方を徹底的に修正しました」。効果は日本一を決める舞台で表れた。

 18年に今の企業に就職するまで、小学校のスクールサポーターや、幼稚園で働くなど、仕事と競技を両立しなければならなかった。競技に専念するようになり、海外遠征も経験。昨年は、この大会で62メートル88の自己記録を出し、世界選手権にも初出場するなど、年齢を重ねて飛躍している。

 ルックスも評判の新女王は「日本記録をつくる気持ちは変わらない」と北口が持つ66メートル00を追う。

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