東京五輪招致で贈り物1000万円超?招致委幹部「暗黙の了解だった」

[ 2020年9月27日 05:30 ]

 20年東京五輪招致活動を巡り、招致委員会が13年5月から8月までに集中して、セイコーウオッチと和光、ミキモトの3社に計1000万円超を支払ったことが26日、複数の関係者への取材で分かった。

 13年9月に投票で東京開催を決めた国際オリンピック委員会(IOC)委員らへの贈り物用だったとみられる。IOCは倫理規定で五輪関係者への贈り物の授受を禁じている。当時の招致ルールも原則禁止する一方で「ごくわずかな価値の贈り物のみ認める」という項目があり金額も明記していなかった。セイコーと和光には各約500万円、ミキモトには約75万円が支払われたという。招致委幹部は「100ドル(当時約1万円)ぐらいを目安に暗黙の了解だった」と明かしており、1個1万~2万円程度の範囲だったとみられる。

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2020年9月27日のニュース