翔猿 貴景勝に敗れ3敗目も笑顔 初の大関戦「楽しくて仕方なかった」

[ 2020年9月27日 05:30 ]

大相撲秋場所14日目 ( 2020年9月26日    両国国技館 )

貴景勝(右)に敗れたものの、笑顔を見せる翔猿(撮影・篠原 岳夫)
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 無欲の挑戦は勝負あった後に表れた。はたき込まれた土俵から起き上がった翔猿は爽快に笑っていた。

 「楽しくて仕方なかった。今の僕の力が大関にどれくらい通じるか、思い切り行きました」

 埼玉栄の4年後輩相手に先に両手を着く。もろ手で立って押し込んだがいなされ、向き直って再度押したが土俵にはった。実感した力不足。「押す力じゃないですか。はたきに落ちてしまった」。131キロの自身より52キロ重い貴景勝を正攻法で押し切れず、反省の弁を繰り返した。それでも初の大関戦、初の結びの一番を満喫した。

 「昨日(25日)はワクワクして眠れなかった」。相撲人生の大きな節目。今場所は新型コロナウイルスの感染防止対策で両国国技館の収容人員は上限の4分の1に当たる2500人だが「盛り上がり方が全然違いました」と興奮気味に振り返った。

 千秋楽の相手は唯一の2敗力士、正代に決まった。最近の楽しみは27日に最終回を迎えるTBSのテレビドラマ「半沢直樹」という。「前座は僕の取組で楽しんでもらって。逆転するのが面白いですね」。ドラマの醍醐味(だいごみ)を語っているようであり、自らの取組の面白さを語っているようでもある。ただ、忘れてならないのは106年ぶりとなる新入幕優勝の可能性はまだ残っている。「思い切り行くだけ」。

 ドラマ同様、逆転優勝すれば最終回を視聴する時間も気持ちの余裕ももちろんない。

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