100回大会でロイヤルブルー復活 常翔啓光学園が快勝発進 花園で7度優勝の名門

[ 2020年9月27日 15:58 ]

第100回全国高校ラグビーフットボール大会大阪府予選 第3地区1回戦   常翔啓光学園35―12上宮 ( 2020年9月27日    枚方高校グラウンド )

<常翔啓光・上宮>前半、独走トライを決める常翔啓光・谷村(撮影・大森 寛明)
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 大阪府予選が27日に開幕し、1回戦が行われた。花園で7度の全国優勝を誇る常翔啓光学園は上宮と対戦。35―12で勝利し、準々決勝へ駒を進めた。

 常翔啓光学園は開始早々から敵陣深くへ攻め込むと、前半14分に連続攻撃から右中間へ先制のトライ。同17分には自陣深くで粘り強い防御で応戦すると、インターセプトからトライを追加し、試合を優位に進めた。後半は上宮に2トライを返されたものの、前後半で計4トライを奪って初戦を突破した。

 冬の花園で歴代3位となる7度の優勝を誇る西の名門。昨年は部員不足に陥り、合同チームで出場した。単独チームとしてつかんだ2年ぶりの1勝。啓光OBで就任8年目の川村圭希監督(38)は前夜なかなか寝付けなかったという。験担ぎで朝にカツ丼を食べ、この日に備えた指揮官は「少しホッとしています。単独復帰して1発目。あのジャージーを着て負けるわけにはいかなかった」と部員を称えた。

 2001年度から戦後唯一となる4連覇を成し遂げるなど花園を席巻したロイヤルブルー。伝統のジャージーに身を包んだフッカー山本敏正主将ですら入部前には部の歴史を知らなかったという。背番号2は「試合前の円陣でみんなの目を見たらスイッチが入っていた。“これはいける”と思いました。勝ち進んで、みんなと一緒に長くラグビーがしたい」と安どの笑みを浮かべた。

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2020年9月27日のニュース