全仏オープンテニス今日開幕!復活期す錦織の戦いを見逃すな!

[ 2020年9月27日 05:30 ]

昨夏の全米以来のグランドスラムに挑む錦織(C)Getty Images
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 テニスの全仏オープンが27日、パリ・ローランギャロスで開幕する。例年は5~6月開催だが、コロナ禍で延期された今年最後の4大大会。右肘手術などを乗り越えて今月上旬の大会で約1年ぶりに復帰した錦織圭(30=日清食品)は昨夏の全米以来のグランドスラムに復活を期す。4年連続13度目の優勝を目指すラファエル・ナダル(34=スペイン)らも参戦する赤土コートの熱戦から目が離せない。

 1年の空白を埋めるのは簡単ではない。それでも錦織は一歩ずつ復活への階段を上がっている。375日ぶりに公式戦に復帰したジェネラリ・オープンは初戦で敗れたが、続くイタリア国際で383日ぶりに勝利。全仏は復帰4大会目で「まだまだ感覚が戻っていない。(復調具合は)想像通り。今は我慢が必要」と現在地を冷静に受け止めている。

 昨年10月に右肘を手術。今春の復帰を視野に入れていたが、コロナ禍で3月からツアーが中断された。8月のウエスタン・アンド・サザン・オープンは新型コロナウイルスに感染して欠場。全米オープンの出場も見送った。離脱が長引いたが、焦りはない。今季からダブルス元世界ランキング1位のミルヌイ氏(ベラルーシ)を新コーチに招き、ネットプレーを強化。積極的に前に出るスタイルで、昨年全米以来の4大大会に挑む。

 注目は錦織だけではない。西岡(ミキハウス)は全米で元世界1位のマリー(英国)に善戦。4時間39分を要したフルセットの末に敗れたものの金星に迫った。内山(積水化学)は今月上旬のイタリア国際予選で腰を痛めたが、全仏には間に合う。杉田(三菱電機)は4大大会で唯一勝利を手にしていない全仏で初勝利を目指す。

 赤土王者のナダルは4年連続13度目の大会制覇に加え、フェデラー(スイス)に並ぶ男子歴代最多タイの4大大会通算20勝目が懸かる。前哨戦のイタリア国際で優勝したジョコビッチ(セルビア)、全米で初優勝を飾りグランドスラム22大会ぶりの新王者となったティエム(オーストリア)らも頂点を伺う。女子は昨年覇者で世界ランキング1位のバーティ(オーストラリア)、全米王者で同3位の大坂(日清食品)が欠場。同2位のハレプ(ルーマニア)が優勝候補の筆頭に挙がる。

 WOWOWでは注目の全仏オープンを27日の男女シングルス1回戦から10月11日の男子シングルス決勝まで連日生中継で放送。現地から感動と興奮の15日間をお届けする。大会第1日は無料放送も実施する。また、WOWOWメンバーズオンデマンドでは大会の様子を連日ライブ配信。放送以外のコートの試合もたっぷり楽しめる。

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