正代が初優勝!熊本出身、東農大出身初の記録ずくめV 大関昇進見えた

[ 2020年9月27日 17:19 ]

<秋場所・千秋楽>翔猿(右)を突き落としで破る正代(後方は貴景勝)=撮影・吉田 剛
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 大相撲秋場所の千秋楽が27日、東京・両国国技館で行われ、2敗単独トップの関脇・正代が3敗で追う新入幕・翔猿を下して初優勝を飾った。熊本県出身、そして東農大出身では初、時津風部屋では1963年(昭38)名古屋場所の大関・北葉山以来57年ぶり賜杯と記録ずくめの優勝となった。

 単独トップで迎えた千秋楽。大一番は、俊敏性が武器の翔猿のペースに。翔猿に押し込まれ、一気に土俵際へ。正代は粘って逆襲も、翔猿にいなされ、再び土俵際に追い込まれたが、最後は逆転の突き落とし。初優勝の重圧に負けずに今場所を盛り上げた翔猿との直接対決を制した。

 初優勝で大関昇進の道も開けた。関脇になった春場所から8勝、11勝、13勝と3場所合計32勝。昇進の目安の33勝には及ばないが、最近では稀勢の里、豪栄道、朝乃山が32勝で大関になっている。正代は3場所の横綱、大関戦が不戦勝を除いて4勝2敗。初優勝を決め、大関昇進の可能性は高まった。

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