羽生結弦、世界選手権での4回転半投入「一応、そのつもり」

[ 2020年2月9日 18:23 ]

フィギュアスケート四大陸選手権最終日 ( 2020年2月9日    韓国・ソウル )

<フィギュア四大陸選手権最終日>表彰式でメダルを手にする(左から)ジェイソン・ブラウン、羽生結弦、鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 7日の男子ショートプログラム(SP)で世界最高となる111・82点をマークして首位に立った羽生結弦(ANA)が、フリーで187・60点をマーク。合計を299・42点として初優勝を飾り、ジュニアとシニアの主要国際大会を完全制覇する“スーパースラム”を男子では初めて達成した。

 試合後、成功すれば世界初となるクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)について言及。現在の完成度は「降りるまで、もうちょっとって感じですかね」と説明した。昨年12月のGPファイナルでは会場で大技の練習に取り組んだが、今大会も同様の考えを持っていたことを明かした。

 「ほんとはこのリンクが良ければ、相性が良ければ、アクセルの練習とかもしながら、試合に向けてっていう感じかなという風には思っていたんですけれども。ま、やっぱりルッツでちょっと苦戦もしてたっていうのもあったので、今回はやらずに」

 今後は拠点のカナダ・トロントに戻って練習を進める。「帰ってからどれくらいの体のダメージが残っているか分からないので、回復次第、すぐ練習したいなっていう気持ちではいます」。最強ライバル、ネーサン・チェン(米国)と激突する世界選手権(カナダ)での投入はあるのか。「一応、そのつもりではいます」とし「ちょっと確証はないです。結構、やっぱり、立ちはだかる壁は高いので」と話した。

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