桃田の眼窩底骨折に対する医師の見解「日常で気付かない程度であれば軽いと思う」

[ 2020年2月9日 05:30 ]

桃田 右眼窩底骨折で全治3カ月

バドミントンの桃田賢斗
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 ▼横浜市・松宮整形外科松宮是哲院長 最初の精密検査で見つからなかったのは不可解だが、もし症状が重いようであれば、最初から複視(物が二重に見える)があったはず。日常で気付かない程度であれば軽いと思う。ただシャトルが二重に見えた、ということは競技に影響はあると考えられる。骨自体は1カ月~1カ月半程度でくっつくため、五輪には出場できると思うが、試合で元のパフォーマンスができるかどうかは不明。戻らない可能性もある。

【桃田の負傷経過】

 ▼1月13日 マレーシアの首都クアラルンプール近郊のプトラジャヤで開催された国際大会出場後、早朝に宿泊先からワゴン車でクアラルンプール国際空港へ移動中に高速道路で大型トラックと衝突。顎部(がくぶ)裂傷、眉間部裂傷、唇裂傷、全身打撲と診断された。眉間から大量出血しており、現地で縫合手術を行った。

 ▼同15日 成田空港に帰国。縫合手術を行った眉間などに痛々しい傷が残るが、自らの足でしっかり歩いて到着口に姿を見せた。到着後は都内の病院に検査入院。

 ▼同17日 都内の病院を退院。3日間にわたる精密検査を終え「身体面に異常なし」の診断を受けた。

 ▼同31日 2月3日から始まる日本代表合宿に参加が決定。

 ▼2月3日 関係者の運転するワゴン車で宿舎に到着。玄関前では守衛と言葉を交わす場面も見られた。

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2020年2月9日のニュース