原田 全5課題を完登し1位通過、森は4完登で2位通過

[ 2020年2月9日 05:30 ]

<第15回ボルダリングジャパンカップ>課題に臨む原田海(撮影・木村 揚輔)
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 スポーツクライミングのボルダリング・ジャパンカップ第1日は8日、駒沢屋内球技場で予選が行われ、男女とも20位までがきょう9日の準決勝へ進んだ。男子は18年世界選手権優勝の原田海(日新火災)がトップで、東京五輪代表の楢崎智亜(TEAM au)は3位通過。女子は五輪代表の野口啓代(同)が4位通過し、16歳の松藤藍夢(神奈川県連盟)と森秋彩(茨城県連盟)が1、2位を占めた。

 東京五輪男子代表の2枠目を狙う原田は全5課題を完登して1位通過。五輪イヤー初戦へ実戦形式の練習を増やして感覚を養ってきたそうで、「ほぼほぼパーフェクトに近い登りはできた」と満足感を示した。昨年末に柔道男子の16年リオデジャネイロ五輪金メダリスト大野将平らとグアム合宿を実施。リラックスした姿を目の当たりにし、「オンとオフがハッキリしている。トップ選手もそうなんだと確認できた」と“収穫”を説明した。

 東京五輪を狙う女子の森は4完登で2位通過。「全完登できなかったのは悔しいけど、それ以外は一撃でいけたので良かった」と振り返った。昨夏の世界選手権はリードで3位に入り、日本最年少の15歳でメダルを獲得。オフのウエートトレではスクワットで持つダンベルが25キロから50キロに上がった半面、太腿のサイズアップでズボンがきつくなったと苦笑い。「(体重が)重いと思うこともあるけど、それ以上にパワーが出せるようになった」と手応えを口にした。

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