13歳玉井、決勝1位でW杯出場権獲得 男子最年少五輪見えた

[ 2020年2月9日 14:15 ]

飛び込み国際大会派遣選手選考会最終日 ( 2020年2月9日    東京辰巳国際水泳場 )

<飛込国際大会派遣選手選考会5日目>男子高飛込決勝、6本目を終えガッツポーズを見せる玉井(撮影・会津 智海)
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 東京五輪出場が懸かる飛び込みW杯東京大会(4月21~26日、東京アクアティクスセンター)の出場権を懸けて行われ、男子高飛び込み決勝で、玉井陸斗(13=JSS宝塚)は458・05点で1位となり、W杯出場権を獲得した。W杯で18位以内に入れば、五輪出場が確実となる。2本目の207C(後ろ宙返り3回半抱え型)で入水に失敗。苦手としている後ろ入水のミスで出遅れたが、重圧のかかる3本目以降を安定した演技でまとめた。13歳10カ月で迎える東京五輪に出場すれば、32年ロサンゼルス五輪の競泳北村久寿雄(14歳10カ月)を抜く日本男子最年少記録となる。

 【五輪と年齢】日本人の最年少五輪出場は36年ガルミッシュパルテンキルヘン五輪のフィギュアスケート・稲田悦子の12歳0カ月で、夏季に限れば68年メキシコ五輪の競泳・竹本ゆかりの13歳6カ月。男子は32年ロサンゼルス五輪の競泳・北村久寿雄が14歳10カ月で、玉井が東京五輪に出場すれば男子最年少記録となる。世界では1896年アテネ五輪の体操競技平行棒団体で10歳7カ月で銅メダルを獲得したギリシャのディミトリオス・ロウンドラスが史上最年少出場、最年少メダリストだ。

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