関学大・鳥内監督 選手に招かれ記念撮影「笑わな、しゃあないやん」

[ 2019年12月16日 05:30 ]

アメリカンフットボール 第74回甲子園ボウル   関学大38―28早大 ( 2019年12月15日    甲子園球場 )

<関学大・早大>優勝トロフィーを掲げる関学大・鳥内監督(撮影・山口 和洋)
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 恒例の儀式に“ゲスト”は苦笑いを浮かべ加わった。甲子園ボウルで勝った後の記念撮影。選手に招かれ、輪に加わった関学大の鳥内監督は、誰よりも輝く笑顔でフレームに収まった。

 「呼ばれたから行っただけや。笑顔?笑わな、しゃあないやん」
 例年、選手だけで盛り上がる瞬間。闘将の顔がそこにあるだけで、特別な空気に変わる。「最後の思い?別にないっちゅうねん」。いつものセリフを繰り返しても、表情は普段より柔らかい。

 28年間に及んだ監督生活。1000人以上の学生を指導してきた中で、絶対に忘れられない名前がある。平郡雷太さん――。03年8月16日、東鉢伏高原での合宿中、急性心不全で尊い命を失った。ヘルニアで全く動けない時も、サイドラインに立った闘将が、秋季リーグ戦序盤の指揮を自粛。ある酒席で自分を責めるコーチを「オレの責任。もう言うな」と、たしなめた。

 「学生の笑顔を見るために1年間、頑張っている。これで報われたな、と」。主役はあくまで選手。スタンスを貫き通し、残り1試合でタクトを置く。

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