陸連異例の五輪個人種目出場制限プラン、強化委員長「このトラックで3種目は厳しい」

[ 2019年12月16日 16:15 ]

日本陸連の麻場一徳強化委員長
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 日本陸連は16日、都内で理事会で開き、20年東京五輪の男子100、200メートルの代表選手について400メートルリレーで金メダルを狙うため、競技日程も考慮して個人種目は原則1種目とする方針を示した。まだ最終決定ではないが、仮にサニブラウン・ハキーム(20)が個人2種目で選考基準を満たしても、100メートルか200メートルのどちらかを選択する必要に迫られる。

 理事会後、強化委員会の麻場一徳強化委員長が取材に応じ、「東京五輪ではリレーの金メダルが期待されている。(個人)1種目に専念してもらって、(リレーに)大きな力を使ってもらいたい」と説明。同委員長は実際に国立競技場のトラックに立った感想として「反発力が強い、硬いトラック。このトラックで3種目を走りきるのは厳しい」と私見を口にした。

 競技団体が個人の出場種目に制限をかけるという異例の方針。早期の決定を目指して今後、アスリート委員会などとも議論を重ねる。13日に麻場委員長は、08年北京五輪男子400メートル銀メダルメンバーで、アスリート委員会の高平慎士委員長に方針を伝えた。高平氏は「個人の権利を制限することには疑問がある」と話したという。

 東京五輪からリレーのエントリーメンバーがこれまでの6人から5人になり、故障者が出た時に出場自体が危うくなるという事情もあるが、報道陣からは「個人種目の権利を尊重すべきでは?」という声も上がった。麻場委員長は「原則はそう。ただ、これだけ国民、メディア、JOCからも期待されて、金メダルを取るという中でそれに応える最大限の努力をするのも我々の務め」とし、「意見をいっぱいいただきたい。間違えているというのであれば、修正しないといけない」とも話した。

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