高梨沙羅 欧州遠征終え帰国、ジャンプ見直しで今年の漢字は「耐」

[ 2019年12月16日 20:43 ]

空港で取材に応じる高梨沙羅
Photo By スポニチ

 ノルディックスキー・ジャンプ女子で、昨年の平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(23=クラレ)が16日、欧州遠征を終え羽田空港に帰国した。W杯第2戦(ノルウェー・リレハンメル)で、今季日本勢初の表彰台となる3位。「現時点で自分のやることはできた」と手応えを感じていた。

 W杯単独最多で通算56勝を誇るが、昨季は1勝のみ。「自分のジャンプができていない」と語り、今夏はテークオフや空中姿勢の見直しを図ってきた。ゼロからジャンプを作り直してきた高梨の今年の漢字は「耐」。「地道に自分と向き合って、いろんなことを試してきた。しっかり苦しい時期を耐えて、次につなげていけるようにしたい」と巻き返しに期待した。

 次戦は年が明けた1月に行われるW杯札幌大会(11日開幕、大倉山ジャンプ競技場)。雪不足で練習場所の確保に頭を悩ませるが、年末は地元の北海道で調整する。3年ぶりとなる地元での個人戦勝利に向けて「課題をしっかりクリアして、気を引き締めて調整したい」と語った。

続きを表示

2019年12月16日のニュース