松島&中村 ジョーク会見もにじむ責任感「ベスト8以上が使命」

[ 2019年9月19日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグA組   日本ーロシア ( 2019年9月20日    味スタ )

<日本代表・会見>会見で笑顔の中村(左)と松島(撮影・吉田 剛)
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 ラグビー日本代表は18日、都内でW杯開幕戦となる20日のロシア戦の登録メンバー発表会見を開いた。

 硬かった会見のムードが、最後に一気に和らいだ。CTB中村がサントリーの後輩、WTB松島をイジるように口を開いた。

 「松島が3トライ取ると言ったので、有言実行してもらいます」

 2人のやりとりをばらされてばつが悪かったのか、松島は苦笑いした。W杯出場1回の松島に対して中村は初出場だが、開幕直前の会見をジョークで締めくくる余裕は、頼もしかった。

 中村は帝京大4年の13年に初キャップを獲得したホープ。15年W杯は選考過程で落選したが、スポーツバーでテレビ観戦した日本の南アフリカ撃破が、自分を変えるきっかけになった。「それまでは自分もここに立てるのにと思っていたけど、このままじゃ駄目だと思った」

 4年間の成長が試されるロシア戦。パワフルな相手に対し、「ディフェンスで貢献したい」と体の強さをぶつける考えだ。「ベスト8以上が使命。子供や、ラグビーを知らない人に興味を持ってもらい、20年、30年先へラグビーの価値が高まれば」と活躍を誓った。

 一方、変幻自在のステップが光る松島は「キック処理が大事になる」と、相手のキック戦術をはね返す考えを示した。バックスコンビがジャパンの勝利を支える。

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2019年9月19日のニュース