戸田雅稀 自己ベストで3年ぶり2度目の優勝「思った通りのレースできた」 男子1500メートル

[ 2019年6月30日 20:39 ]

第103回陸上・日本選手権最終日 ( 2019年6月30日    福岡・博多の森陸上競技場 )

<日本陸上競技選手権大会>男子1500メートル決勝、優勝した戸田雅稀はガッツポーズ(撮影・岡田 丈靖)
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 男子1500メートル決勝は戸田雅稀(サンベルクス)が3分39秒44の自己ベストで3年ぶり2度目の優勝を飾った。戸田は「しっかり準備してきた。思った通りのレースができた」と笑顔を見せた。ラスト1周でロングスパートを敢行。作戦が奏功し「ノーマーク」(戸田)状態から優勝まで一気に駆け上がった。

 今年1月に活動を縮小させることを発表した日清食品グループからサンベルクスに移籍した苦労人。「サンベルクスが受け入れてくれてのびのびできた」と感謝の言葉を口にする。前所属の縮小が決まった時点でけがをしていたこともあり、チームが見つからない不安もあったという。「力が出せなくて、切られてもおかしくなかった。けがが重なって本当に苦しかった。素直にレースに出られるのはうれしい」と目に涙を浮かべた。

 所属選手の多くがスーパーでの業務をこなしながら練習する中で1人練習に打ち込める環境も与えられている。「結果を残さないといけない。だらしないのは見せられない」。覚悟を持って挑んだ大舞台で有言実行した。

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2019年6月30日のニュース