サマーリーグあるぞ!馬場VS八村 同じ中学先輩・後輩夢対決も

[ 2019年6月30日 05:30 ]

サマーリーグで八村との対戦の可能性がある馬場雄大(手前)
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 BリーグのA東京は29日、NBAマーベリックスのミニキャンプ(17~19日)に参加した馬場雄大(23)が同チームの一員として7月5日からラスベガスで開催されるサマーリーグに参戦することを発表した。ミニキャンプを終えて20日に一時帰国していたが、28日に再渡米。7月1日からダラスで開催される合宿に参加して、試合に備える。

 約40人が参加したミニキャンプを通過して、14人のロースター入り。クラブを通して「ミニキャンプに参加してフィジカルの強さは感じましたが自分の強みであるリングへのアタックや通用した部分もあったので、次のキャンプやサマーリーグでは、さらにプレーの精度を上げてアピールしてきたい」とコメントした。

 全30球団が参加するラスベガスでは11日間で計83試合が行われ、ドラフト会議でウィザーズから日本人初の1巡目指名を受けた八村塁(21)も出場する。馬場は富山市・奥田中バスケ部で八村の2年先輩。予選ラウンドでマーベリックスとウィザーズの対戦はないが、成績上位8チームによる決勝トーナメントで日本人対決が実現する可能性はある。

 4球団が参加するソルトレークシティー(7月1~3日)ではNBA2季目に臨むグリズリーズの渡辺雄太(24)の出場も決定。グリズリーズのラスベガスの参加選手は後日発表される。8月31日開幕のW杯中国大会を前に、サマーリーグは日本代表3選手がコートに立つ注目イベントとなる。

 ▽サマーリーグ 主に新人や若手、NBA契約を目指す招待選手らがしのぎを削る大会。03年に田臥勇太(現栃木)、17年に富樫勇樹(現千葉)が、ともにマーベリックスの一員として出場した。今年はソルトレークシティー、サクラメント(ともに7月1~3日)、ラスベガス(同5~15日)で開催される。

 ◆馬場 雄大(ばば・ゆうだい)1995年(平7)11月7日生まれ、富山県出身の23歳。富山第一高を経て筑波大在学中の17年にA東京入り。同年の東アジア選手権で日本代表デビューを果たした。ポジションはスモール・フォワードだが、18~19年シーズンは将来のNBA入りを見据えてガードでもプレー。父・敏春氏もバスケの元日本代表選手。1メートル98、90キロ。

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