ボブスレー仕込み!森本麻里子が三段跳び初V「爆発的な力が」

[ 2019年6月30日 15:54 ]

第103回陸上日本選手権最終日 ( 2019年6月30日    福岡市・博多の森陸上競技場 )

<日本陸上競技選手権大会>女子三段跳び決勝、優勝した森本麻里子は笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 世界選手権(9月28日開幕、ドーハ)の代表選考会を兼ねて行われ、女子三段跳びはボブスレー元日本代表の“二刀流ジャンパー”、森本麻里子(24=内田建設AC)が13メートル10で初優勝を飾った。

 6回目の出場で、2位だった昨年の悔しさを晴らして頂点に立った。「自己ベスト(13メートル26)更新はできなかったけど、1位になれてうれしい」。ブレーキがかかった1本目から修正し、3本目にスムーズな跳躍で13メートル10をマークした。4本目以降は助走のスタート位置を変えてスピードを上げる勝負に出たが、踏み切りで足を合わせられず全てファウル。それでも「走れたので安定させて結果につなげられたら」と手応えを得た。

 社会人1年目の17年に練習拠点の日大でスカウトされ、選手発掘テストを受けたことをきっかけに冬季競技ボブスレーの世界に足を踏み入れた。17、18年のW杯には2人乗りで出場。夏季は陸上に励みながら18年平昌冬季五輪を目指したが、出場には手が届かなかった。それでもスタートの加速とパワーが重要なボブスレーで得たものは大きく「ハムストリングスやお尻の部分が鍛えられて、三段でもスピードを殺さない爆発的な力が出せるようになった」と明かす。

 今年も「助走スピードをもう一段階上げるために」と3月にフランスに渡って1人乗りの練習で汗を流した。休む間もなく4月には陸上でドイツに遠征。「メンタル面も強化されるし、両方楽しいです」と二足のわらじに充実感をにじませ、来年の冬も「機会があれば挑戦したい」と両立を続けるつもりだ。

 東京五輪への気持ちは人一倍強い。「平昌で出られなかったので、誰よりも東京に出たい気持ちがある」。初の日本一で弾みをつけ「もっと上を目指して、13メートル50を跳んで14メートルとステップアップしていきたい」と意気込む。まずは夏。陸上で世界に挑戦する。

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