伊藤美誠 海外遠征ヘ出発 水谷隼との初ペアに「実現できてうれしい」

[ 2019年6月30日 14:44 ]

出国前に取材に応じる伊藤美誠
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 卓球女子世界ランク7位の伊藤美誠(18=スターツ)が韓国オープン(2日開幕・釜山)、オーストラリアオープン(9日開幕・ジーロング)、T2ダイヤモンド(18日開幕・マレーシア)の3週間にわたる海外遠征のため、30日に成田空港から出発した。

 今月のジャパンオープンで1回戦敗退だったことを振り返り、「練習で精神面を鍛え直した。自分を追い込まずに楽しみたい」と意気込んだ。

 韓国、オーストラリアオープンでは、同じ故郷の静岡県磐田市出身である世界ランク14位の水谷隼(30=木下グループ)と初めて試合で混合ダブルスを組む。所属していたスポーツ少年団も同じで「小さい時から組みたいと思っていた。実現できてうれしい」と喜んだ。練習は2日間のみだったが「本当にはじめて組んだの?って思うくらい合っていた」と驚いたことを明かした。混合ダブルスは来年の東京五輪で初採用される種目。「オリンピックにも関係してくる。勝ちたい」と闘志を燃やした。

 ペアの実現には14年に82歳で他界した水谷の祖父・鈴木暁二さんの存在も大きい。「隼のおじいちゃんが2人で組んでいるのを見たい、と言っていた。(天国で)見てくれていると思う」と思いを語った。
 

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2019年6月30日のニュース