予選落ち内村へ、同学年・山室がエール「今までになく必死になる内村航平を見てみたい」

[ 2019年4月27日 14:56 ]

体操・全日本選手権第2日 ( 2019年4月27日    群馬・高崎アリーナ )

同学年の内村にエールを送った山室
Photo By スポニチ

 種目別のトライアウトが行われ、16年リオデジャネイロ五輪団体金メダルの山室光史(コナミスポーツ)が、26日の個人総合で予選落ちを喫した同学年の内村航平(リンガーハット)にエールを送った。

 内村が16年12月にプロ転向するまで、日体大、コナミスポーツと同い年で同じ所属で切磋琢磨してきた。内村の予選の演技は見なかったが、インターネットの速報で試合をチェック。「正直、ビックリしている」とした上で、「今まで下を経験していなかった選手なので、ちょとやさぐれているかもしれないけど、落ちるところまで落ちたら上がるしかない。今までになく必死になる内村航平を見てみたい」と話した。

 この日は跳馬で2本平均14・099点、平行棒は13・833点。ゼッケンは奇しくも、内村のナショナルナンバーと同じ「162」だった。「背負っているものが多いから、こけられないなと思った。僕が頑張っているのを見て、刺激になってくれたら」と思いを明かした。

 今大会は内村の他、田中佑典(コナミスポーツ)も予選落ちし、加藤凌平(コナミスポーツ)は19位、白井健三(日体大大学院)も21位とリオ戦士が苦しんでいる。「リオで活躍した選手が今年は一番の耐え時。みんなで耐えながら、東京五輪に向かって頑張っていけたら」と30歳は夢舞台を見据えていた。

続きを表示

2019年4月27日のニュース