左右のキックで魅了 SO松田力也がW杯へアピール成功

[ 2019年4月27日 23:50 ]

ラグビー国内強化試合最終戦   ウルフパック51―38ウェスタンフォース ( 2019年4月27日    秩父宮 )

<ウルフパック・ウェスタンフォースズ>後半33分 GKを決めるウルフパック・松田(撮影・久冨木 修)
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 W杯日本代表候補による特別編成チーム「ウルフパック」は、ウェスタンフォース(オーストラリア)に51―38で勝った。ウルフパックの今季成績は3勝1敗。次戦は5月12日に、オーストラリア・キャンベラでブランビーズBと対戦する。

 今週からサンウルブズに活動の場を移した田村優(キヤノン)に代わって10番で先発したSO松田力也(パナソニック)が、司令塔としてキッカーとして存在感を示した。30―10で折り返した前半は巧みにゲームをコントロールし、プレースキックはコンバージョン6本、PG3本を全て決めて計21得点。「久しぶりの10番で、凄く手応えがあった」と振り返った。

 4トライを許した後半はうまくゲームコントロールできずに課題も残ったが、結果的に6トライずつを奪い合った“乱打戦”で、9本のキック全てを成功させた意味は大きい。角度のあるコンバージョンも含まれ、後半最初のトライ後には、右サイドライン付近からボールをポストに当ててねじ込んだ。「結果的に全部決められて良かった。この調子をキープしてレベルアップしたい」とさらなる精進を誓った。

 攻守でチームを統率する役目を担うスタンドオフは、試合当日まで多岐にわたる準備に追われる。先発決定後、練習からフィフティーンをリードし、各ポジションの選手とは頻繁に会話を交わしてゲームプランを煮詰める。グラウンドを離れれば相手チームの分析にも時間を費やす必要があり、松田自身「ドロップキックやハイパントも練習しなければいけない。プレースキックばかりには、そんなに時間は掛けられない」という。そんな状況でのパーフェクト。「感触的には戻ってきた」と笑みをこぼした。

 後半には相手ディフェンスラインの裏へ、利き足と逆の左足でゴロを転がし、WTB福岡堅樹(パナソニック)のトライをアシスト。両刀使いでチームを勝利へと導いた松田が、日本代表の10番争いを面白くする。

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