佳純&吉村、60年ぶりの連覇ならず銀 東京五輪へ「自信ついた」

[ 2019年4月27日 05:30 ]

卓球世界選手権個人戦   第6日 ( 2019年4月26日    ハンガリー・ブダペスト )

銀メダルを獲得し、スタンドの声援に応える石川(右)と吉村(撮影・吉田 剛)
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 混合ダブルス決勝が行われ、前回大会優勝の石川佳純(26=全農)吉村真晴(25=名古屋ダイハツ)は、中国のリュウシブン(28)、キョキン(29)組に1―4で敗れた。日本人同一ペアの60年ぶり連覇を逃したものの、東京五輪で採用される種目で存在感を見せた。男子シングルス準々決勝では丹羽孝希(24=スヴェンソン)が敗れ、日本勢40年ぶりのメダルを逃した。

 中国ペアの壁は分厚かった。石川の巧みなレシーブ、吉村真の変化に富んだサーブで第3ゲームを奪った。しかし、キョキンの強烈なフォア、リュウシブンの速さが上。後がなくなった第5ゲーム、吉村真の背面打ちで場内が沸いたものの、ミスが目立った。石川が掲げた「連続攻撃の上を行く超連続攻撃」はかなわなかった。
 連覇を逃したとはいえ、2人は3大会連続の決勝。吉村真は、右手薬指に不安がある張本に代わって急きょ抜てきされたが、コンビは盤石だった。石川は「3大会連続メダル。自信を持っていいペアと思う」と胸を張った。

 女子シングルス4回戦でつまずきながら、気持ちを立て直した。切り替えの方法は、日々の生活で養う。この数年、読書が日課。自己啓発本を愛読し、「いかに平常心でいられるか」と、競技のヒントを探す。吉村真の「石川さんはスマホをいじらない人」という評価通り、本と向き合う時間が長い選手だ。

 混合が東京五輪で採用されることになり、世界に変化が出てきた。男子の倉嶋洋介監督(42)は「各国のエースが組み始めた」と説明する。従来は、違う国同士で組む国際ペアが珍しくなかった。中国勢はその典型例。15年準V、17年Vの石川・吉村真組でさえ、中国ペアとの激突は今回が初めてだった。

 代表枠の関係で、今大会に出たペアが五輪に出るとは限らないが、どの国も“本気度”が上がっている。石川は「フルメンバーの中での2位で凄く自信が付いた」と強調した。来年の祭典は競技の最初に行われる。シングルス、団体に弾みをつけるためにも、メダルを譲れない種目だ。

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