錦織 3時間半超の激闘制し3回戦へ「負ける1球が目の前まで何回か来ていた」

[ 2019年1月17日 13:47 ]

テニス 全豪オープン第4日 ( 2019年1月17日    オーストラリア・メルボルンパーク )

全豪OP男子シングルスで3回戦進出を決めた錦織(AP)
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 全豪オープン男子シングルスは17日、2回戦が行われ、第8シードで世界ランキング9位の錦織圭(29=日清食品)は、同73位の身長2メートル11のビッグサーバー、イボ・カロビッチ(39=クロアチア)と対戦。6―3、7―6、5―7、5―7、7―6のフルセットで下し、2年ぶりの3回戦進出を決めた。

 3時間半を超える激闘を制した錦織は、試合直後のインタビューで「最後のタイブレークは集中できた。勝ててよかった。第3、4セットを取られても集中できたし、第5セットも集中できた」と笑顔。試合を決めた第5セットの10ポイントタイブレークについて「初めての経験。とにかく勝ててよかった」と安どの表情を浮かべた。

 苦しい試合展開だった。「負ける1球が目の前まで何回か来ていた。0―40のゲーム(から取った)もありましたし、最後(の10ポイントタイブレークは)6―7で1ブレークダウンだったので、ちょっと勝てたのが不思議な感じはあります」と振り返り、「なかなかブレークできなかったので。ブレークチャンスこそありましたけど、それを逃してから、なるべく過去を見ないように、次の一手に集中するように意識していました」と集中することを心掛けたと強調。

 第3、4セットは終盤にブレークを許して失ったが「あれは苦しかった。タイブレークにいけばフィフティーフィフティーなので、まだチャンスはあったんですけど、そこまで持っていけなかったのはすごく悔いが残る。ちょっとこの2セットはひきずりましたね」と反省。それでも、最終セットを制し「うれしいですね。なかなか勝つのが見えない中での試合だったので、最後の方は特に。勝ててうれしいです。大きいと思います。こういう大変な試合を勝てたので、次の試合もなるべくリカバリーをしっかりして臨みたいと思います」と次戦に目を向けていた。

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