ウォリアーズのカリーがNBA新記録 3試合連続で3点シュートを8本以上成功 ハーデンは58点

[ 2019年1月17日 16:31 ]

9本の3点シュートを決めたウォリアーズのカリー(AP)
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 NBAは16日に各地で7試合を行い、ウォリアーズのステフィン・カリー(30)がペリカンズ戦でNBA史上初のパフォーマンスを披露した。

 カリーはペリカンズ戦で35分出場し、得意の3点シュートを17本中9本成功させて両軍最多の41得点をマーク。3点シュートは13日のマーベリクス戦で11本(48得点)、15日のナゲッツ戦では8本(31得点)決めており、3試合連続で8本以上を成功させたのはNBA史上初めての出来事となった。

 試合はウォリアーズが147―140(前半66―71)でペリカンズを下して31勝14敗。6連勝を飾って西地区全体首位の座を守った。

 ペリカンズは第3Q途中では3度16点差のリードを奪ったが逆転負け。アンソニー・デービス(25)が30得点と18リバウンドを稼いだものの白星を逃して21勝24敗となった。

 なお3点シュートの成功は両軍併せて43本(ウォリアーズ24本、ペリカンズ19本)となり、これはNBAの最多記録となった。

 得点部門でダントツの1位(35・4)となっているロケッツのジェームズ・ハーデン(29)は地元ヒューストンで行われたネッツ戦で今季自己最多の58得点をマーク。フィールドゴールを34本中16本(うち3点シュートは19本中5本)、フリースローを23本中21本成功させ、14日のグリズリーズ戦で記録していた57得点を上回った。

 ハーデンの最多得点は2018年1月30日のマジック戦で記録した60。50得点以上は今季4回目で通算では歴代6位の13回となった。

 2試合連続で50得点超えを果たしたのは2017年12月20日(対レイカーズ)と22日(対クリッパーズ)に続いて自身2度目。30得点以上は18試合連続で、ここ20試合での平均では41・2得点に達している。

 ただし試合は延長の末に142―145(前半54―62、延長11―14)で敗れてロケッツは25勝19敗。3点シュートの試投数はNBA最多となる70本を記録したが、成功数は23本で精度はいまひとつだった。

 勝ったネッツは23勝23敗で昨年11月9日(6勝6敗)以来となる勝率5割に到達。ベンチから出たガードのスペンサー・ディンウィディー(25)が33得点を稼ぎ、第4Q残り26秒からは3本の3点シュートを決め、140―142で迎えた延長の残り26秒には3点プレーを成立させてハーデンをヒーローの座から引きずり下ろした。

 なおドラフト全体3番目に指名されたスロベニア出身の万能型フォワード、マーベリクスのルカ・ドンチッチ(19)はスパーズ戦で25得点をマーク。ここ5試合の得点は27→30→29→26→25となり、5試合連続で25得点以上を記録した新人選手は2010年のカリー以来となった。

 またリバウンド部門で1位に立っているピストンズのアンドレ・ドラモンド(25)はマジック戦で22本のリバウンドを記録したが、このうち11本までがオフェンス時にマークしたもの。14得点とディフェンス・リバウンド11本、オフェンス・リバウンド11本という“異色のトリプルダブル”をマークしたのは、モーゼス・マローン(76ersほか=計24回)、デニス・ロッドマン(ピストンズ、ブルズほか=計17回)に次いでNBA史上3人目の記録達成者となった。

 <その他の結果>

バックス(32勝12敗)111―101*グリズリーズ(19勝25敗)

*ピストンズ(19勝24敗)120―115マジック(19勝25敗)

*セルティクス(26勝18敗)117―108ラプターズ(33勝13敗)

スパーズ(26勝20敗)105―101*マーベリクス(20勝24敗)

*トレイルブレイザーズ(27勝19敗)129―112キャバリアーズ(9勝36敗)

 *はホームチーム

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