錦織、パワーに技で対抗 2メートル11のカロビッチ対策に重点

[ 2019年1月17日 05:30 ]

全豪オープン第3日 ( 2019年1月16日    オーストラリア・メルボルン・パーク )

練習後ファンに囲まれる錦織
Photo By スポニチ

 男子シングルス2回戦で世界ランク69位の西岡良仁(23=ミキハウス)は第10シードのカレン・ハチャノフ(22=ロシア)に3―6、3―6、3―6で敗れ、4大大会初の3回戦進出を逃した。第8シードの錦織圭(29=日清食品)は17日の2回戦に向けて約1時間の調整。身長2メートル11のイボ・カロビッチ(39=クロアチア)の対策に時間を割いた。

 巨漢対策を徹底した。カロビッチは身長2メートル11、体重105キロのビッグサーバー。自己最速サーブは236・6キロで、3―1で勝利したホルカシュとの1回戦では39本のサービスエースを決めた。錦織は過去2勝2敗と苦戦しており「あまり好きな相手ではない。リターンだったり、自分のサービスゲームでしっかりプレーしたい」と警戒を強める。

 練習では角度のある高速サーブを想定。べースラインの約3メートル内側に立ったコーチ陣から次々と打ち込まれるボールに対し、リターンの感覚を研ぎ澄ませた。ネットプレーを仕掛けてくる相手をロブショットで仕留める形も確認。2セットダウンから逆転した1回戦は相手の痙攣(けいれん)に救われた。仕切り直しとなる2回戦ではパワーを技で制する本来のテニスを見せる。

続きを表示

2019年1月17日のニュース