元貴親方 引退の稀勢の里ねぎらう「四股名のように類いまれな力士」も「本当に苦しかったと思う」

[ 2019年1月17日 16:22 ]

元貴乃花親方の花田光司氏
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 元貴乃花親方の花田光司氏(46)が17日、テレビ朝日の情報番組「ワイド!スクランブル」(月〜金曜前10・25)に生出演。現役引退を表明した横綱・稀勢の里(32)について語った。

 花田氏は16日の稀勢の里の引退会見を見て「稀勢の里なりの真面目に取り組んだという人生観が多分に出ている」とコメント。3日間の取り組みについては「逃げることなくぶつかって、受け止めて、というところは存分に見えた」と、会見で稀勢の里が語った「絶対逃げない」という信念を土俵で見せたと評した。

 自身が稀勢の里の親方だったとしたら、何かかける言葉やアドバイスは?と聞かれると「数場所前に土俵に上げてなかったかも知れません」と花田氏。「日本出身横綱として、1人で全部背負ってしまっていた。土俵に上がるだけで本当に苦しかったと思う。本来の気迫のある表情というよりも、逃げ場がないっていう感じの表情に見えた」と、稀勢の里が心身共に追い詰められていたのではないかと推察した。

 力士・稀勢の里について、花田氏は「出世のスピードや吸収力など、四股名のように類いまれな力士。実直、真面目ですね。稽古場はもちろん本場所の土俵に向かう姿勢が、今後若手の力士の手本になるものを残してくれた力士だと思う」と評した。

 また「ファンの方は、横綱に、特に日本出身の稀勢の里なんかに対しては、自分の人生を投影して応援してらっしゃると思う。この辺を乗り越えなきゃいけないのが1つの大変さなんだろうなと思う」と、日本出身横綱へのファンの期待と重圧の大きさを話し「“脇差を差して負けたら腹を切る”というような気持ちで土俵に上がらないとなかなかできないもの」と、横綱には命がけの覚悟が必要だという考えを示した。

 横綱という存在については「なってしまったら、現役を引退しても生涯続けなきゃいけない心意気の称号だと思う」との考えを話し、「心のどこかに決して口には出さない誇りを横綱として持っていてくれれば、これからも指導者としても成功していくと思う」と“荒磯親方”への思いを語った。

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