【中部大春日丘】姫野生んだ本格ボディービルトレーニング

[ 2018年12月27日 09:24 ]

第98回全国高校ラグビー大会きょう開幕

中部大春日丘のフッカー肥田(前列左端)らメンバーは鍛え上げられた腕を見せる
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 第98回全国高校ラグビー大会がきょう12月27日に花園ラグビー場で開幕する。自国開催の来年のW杯に日本代表として出場する可能性がある選手の母校3校をピックアップ。報徳学園(兵庫)、中部大春日丘(愛知)、天理(奈良)のジャパン選手を輩出し、今も受け継がれる練習とは?(取材・構成 倉世古 洋平)

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 日本代表No・8姫野和樹のパワフルな突進は、中部大春日丘高時代に土台がつくられた。ボディビルダーの野沢正臣さんを、筋トレの先生として招いて16年になる。“プロ”の指導のもと、今の部員も週2回のウエートトレーニングで強い体をつくりあげている。

 高校日本代表候補のフッカー肥田晃季は、1年時に90キロ弱だった体重が、3年になって103キロにまで増えた。パワフルな突破が魅力の選手だ。

 「一番強くなったのは、足腰です。自分が倒れそうな時に倒れないようになった。支える力が強くなっているのを実感します」

 マシンを使わず、バーベルなどで鍛える「フリーウエート」が、同校の特徴。1つの種類でさまざまな部位に刺激を与えられる半面、フォームの習得が難しい。専門家がいるからこそできる取り組みだ。

 宮地真監督(53)が、筋トレに本腰を入れるようになったのは、教え子を亡くしたことがきっかけだった。03年6月の練習試合で、1年生部員がタックルの後、頭を地面に打ち付けて帰らぬ人になった。「それからですね。体づくりが大事なんだ、と」。器具をそろえ、指導者を含めて環境を整えた。悲しい事故の記憶は、トレーニングという形で、部に受け継がれている。だから、頑張れる。

 Bシードの今大会は、FW平均体重95・5キロの重戦車軍団で臨む。肥田は「強豪との力の差はなくなっている」と自信を見せる。過去3回戦負けが4度。まだ見ぬ8強、さらにその上を目指し、パワフルに花園を駆け巡る。

 ▽トヨタ自動車・姫野 和樹 後輩の皆さん、花園出場おめでとうございます。私の強みであるボールを持った時の前進力、コンタクト(フィジカル)は高校時代から本格的に実施したウエートトレーニングがベースになっています。『負けて泣くなら勝って泣け』。勝って泣けるよう、日々の練習を大事にして下さい。花園での活躍を期待しています!

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