栃ノ心 単独トップ!春日野部屋力士46年ぶり賜杯へ「集中」

[ 2018年1月26日 05:30 ]

大相撲初場所12日目 ( 2018年1月25日    両国国技館 )

玉鷲(右)を攻める栃ノ心は1敗を守り単独首位
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 平幕・栃ノ心が関脇・玉鷲を寄り切り単独トップに立った。12日目終了時点での平幕の単独首位は04年夏場所の北勝力以来。1972年初場所で栃東(先代玉ノ井親方)が優勝してから、46年ぶりとなる春日野部屋所属力士の優勝が見えてきた。横綱・鶴竜は遠藤に痛恨の黒星を喫し、1差に後退。3敗で高安が続いている。

 栃ノ心が玉鷲の激しい突きをはねのけ、Vロードの先頭に立った。緊張感が張り詰める中、3度目で立ち合い成立。すると、前日11日目に鶴竜を粉砕した喉輪が伸びてくる。左からもおっつけがくる。だが、栃ノ心はひるまず懐に飛び込んで右を差し、次いで左も差した。盤石だ。

 「気づいたら中に入っていた。前に出てよかった。(得意は)右四つだから。クセというか」。八角理事長(元横綱・北勝海)も「前に出て押されていない」と下半身の安定感を評価した。

 元々酒好きだが、ここ数年の節制が実を結んでいる。きっかけは右膝の前十字じん帯と側副じん帯を断裂した13年名古屋場所。復活を目指す中で「飲むと膝が痛くなる」と2年ほど前から場所中の節酒を決意。今はジュースも控え、緑茶を飲むように心がけている。

 右膝の状態が上向いたことで、久々に豊富な稽古を積むことができた。冬巡業では連日のように申し合い。師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が巡業部長代理で同行し「俺たちがやらないと、師匠も(他の力士に)やれと言えない」と、けん引役を買って出た。「稽古をやってきたことが自信になっている」と胸を張る。

 故郷のジョージアにはニノ夫人と、昨年11月に生まれたばかりの愛娘、アナスタシアちゃんがいる。誕生したときは4400グラムだった長女は、今や7キロ近くまで成長。テレビ電話で見る笑顔にパワーをもらっている。

 所属部屋の傷害事件が判明し、朝稽古は報道陣をシャットアウト。ピリピリムードの中、栃ノ心は「そういうのを気にせず自分の相撲に集中する」と残る3番に目を向けた。

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