宇野 平昌“前哨戦”で首位発進、100点超えに「ホッとした」

[ 2018年1月26日 05:30 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第2日 ( 2018年1月25日    台湾・台北 )

四大陸選手権男子SP、華麗に滑る宇野(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)に出場した宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は100・49点で首位発進した。田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は自己新の90・68点で3位。金博洋(20=中国)が自己記録の100・17点で2位に付けた。

 いいのか、悪いのか、宇野自身が測りかねていた。今季6戦中4度目のSP大台100点突破は、疑いのない実力の高さ。羽生結弦(ANA)やネーサン・チェン(米国)ら不在の中、当然のように首位に立った。その一方で完璧ではなかった。

 「モヤモヤもちょっとしてますけど、ホッとした気持ちもあります。体力も残っているので、これが練習の成果と取るか、体が動かなかったと取るか」

 ほころびはステップにあった。4段階中2の評価を受けるほど。「体が動かず、もつれた」。続く4回転トーループ―3回転トーループでは本能的に予防線を張った。後者を2回転に。基礎点は3・3点下がった。大ケガを防ぐ好判断だったか、それとも「丁寧に行きすぎた」かは、神のみぞ知るところ。ただ、結果論で片付けるのが嫌いな20歳には心にわだかまりが残った。

 「試合というものが自分の気持ちを小さくさせ、ステップも小さくさせ、余計に足をもつれさせた。体力はある。もっと思い切っていけば良かった」

 中国のエース金博洋が自己記録100・17点を出し場内を盛り上げていた。平昌五輪のメダル争いに名乗りを上げる好演技。今季初対決を聞かれるとミス続きの近況からか「今は自分のことしか考えていないので」と自らのパフォーマンスにのみ頭を巡らせた。実際、来月の夢舞台を控えても周囲の動きに惑わされることはない。平昌五輪は日中に試合がある。各選手は午前中の練習を増やし、対策を立てているものの「朝早いのがきつくて、やめました。試合の時だけ頑張ろうと思います」と宣言。自分のスタイルを貫くことが結果につながると信じている。

 27日のフリーへの覚悟は決まっている。「もっと強い気持ちで」。今度こそ、金メダル候補の本当の力を見せつける。

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