逸ノ城 再三役濃厚、強烈喉輪で勝ち越し「体が動いている」

[ 2018年1月26日 05:30 ]

大相撲初場所12日目 ( 2018年1月25日    両国国技館 )

押し倒しで嘉風(左)を破った逸ノ城
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 西前頭筆頭の逸ノ城が嘉風に完勝して勝ち越しを決めた。貴景勝と阿武咲の両小結と関脇・玉鷲が負け越しており、来場所の再三役が見えてきた。

 眠っていた怪物が目を覚ました。西前頭筆頭の逸ノ城が嘉風を押し倒して8勝目。小結、関脇勢全員を撃破しての給金で、15年名古屋場所以来の再三役を濃厚にした。

 「思った通り。前にはじいていこうと思った。体が動いている」

 圧巻だった。立ち合いで右からぶちかまして、強烈な右喉輪。相撲巧者の嘉風に何もさせなかった。

 幕内最重量の215キロ。巨体で前に圧力をかける相撲には、安定感がある。一時は腰の痛みに悩まされて自分の相撲がとれなくなった。患部の負担軽減のために大好きな菓子パンなどを我慢。昨年秋場所前には190キロ台に減量したが、白星まで減ってしまった。

 今場所は腰痛が改善され体重も戻した。ダイエットのストレスからも解放された。菓子パンは「今もそんなに食べていない」とはにかむが、場所前は故郷・モンゴルの味である羊肉の塩ゆでも遠慮なく食べた。

 師匠の湊親方(元幕内・湊富士)は「食べても稽古していけば大丈夫。太っても大丈夫、動けるという気持ちも大事」と、心身ともにビッグになったと感じている。逸ノ城も増えた体を「使えていると思います」。自信も増量している。

 新入幕の14年秋場所で13勝し、優勝争いに加わった逸材だ。このときには鶴竜から初金星も挙げ、幕下付け出しから所要5場所という年6場所制での最速記録を樹立した。翌九州場所では昭和以降最速の所要6場所で関脇に昇進し、騒がれた。

 今年の後援会向けの冊子では「三役に戻って、その上を目指す」と誓っている。13日目は首位を走る栃ノ心が相手。注目の一番に勝って三役を確実にする。

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