×

日本代表DF谷口彰悟 川崎Fからカタール1部アルラーヤンへ移籍決定的 W杯後にメディカルチェック

[ 2022年12月2日 09:13 ]

スペインMFガビをマークするDF谷口(AP)
Photo By AP

 W杯カタール大会メンバーの日本代表DF谷口彰悟(31)が、カタール1部のアルラーヤンに完全移籍することが決定的となった。かねて海外移籍への思いを抱いていた本人も前向きで、複数の関係者によると、移籍は秒読み。W杯後にメディカルチェックを受けた後、正式決定する。

 Jリーグを代表するセンターバックの谷口は、今大会の1次リーグ第3戦スペイン戦で、フィールドプレーヤーとしては日本史上最も遅いデビューとなる31歳4カ月17日でW杯のピッチを踏んだ。川崎Fでは20年から主将を務め、20年、21年とリーグ連覇に導いた。筑波大から14年に加入して以来、川崎F一筋で、ピッチ内外の支柱としてクラブを支えてきた。

 カタールリーグには潤沢な資金を下に海外の有力選手が集結する。アルラーヤンには昨季、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(31)も在籍した。クラブは現在、ACLの西地区8強に残っており、勝ち抜けば浦和との決勝で日本に“がい旋”する可能性もある。

 谷口には17年末を最後に3年半、日本代表から遠ざかった期間があった。その間に海外挑戦への思いも抱いた。「行きたいと強い思いを持ったときもあったし、行きたい理由もあった。いろいろ葛藤していたけど、このチームで結果を残したいという思いもずっとあった」とクラブ愛から残留を選んだことを明かしていた。

 関係者によると、31歳という年齢からも、今回は新天地での挑戦に踏み切ったという。カタールで、新しい道を歩み出す。

 ◇谷口 彰悟(たにぐち・しょうご)1991年(平3)7月15日生まれ、熊本市出身の31歳。大津高―筑波大を経て14年に川崎Fに加入。20年から主将を務める。筑波大時代に保健体育教員免許を取得。1メートル83、75キロ。利き足は右。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月2日のニュース