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スアレス涙…ウルグアイ ガーナに勝利も決勝T進出ならず 韓国がポルトガルに金星で敗退決定

[ 2022年12月3日 02:11 ]

FIFA W杯カタール大会1次リーグH組   ウルグアイ2―0ガーナ ( 2022年12月2日    アルジャノブ競技場 )

<ガーナ・ウルグアイ>グループリーグ敗退が決まりショックを隠せない様子のウルグアイ代表FWスアレス(AP)
Photo By AP

 サッカーのウルグアイ代表は2日、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグH組第3戦でガーナ代表に2―0と勝利。今大会初勝利を飾るも、同組の韓国代表がポルトガル代表に2―1と勝利したため決勝トーナメント進出を逃した。

 H組はポルトガルが無傷の2連勝を飾り、第3戦を前に1次リーグ敗退が確定。2戦を終え、1分け1敗の勝ち点1と最下位に沈むウルグアイは2位ガーナ(勝ち点3)、3位韓国(勝ち点1)と決勝トーナメント進出“最後の1枠”を争うことになった。

 この2戦とも無得点のウルグアイは第2戦で先発したFWカバニに代わってFWスアレスを起用。中盤には背番号10のMFデアラスカーエタが今大会初めてスタメン起用された。

 試合は前半から激しい展開となり、開始21分にGKロチェトがペナルティーエリア内で相手を倒したとしてPKの判定。ピンチを迎えたがA・アユーのシュートをGKロチェトがファインセーブでゴールを死守した。

 守護神が試合の流れを呼び込むと同26分、MFデアラスカーエタがFWスアレスの放ったシュートのこぼれ球を頭で押し込み先制点。これがウルグアイ代表の今大会初ゴールとなった。

 勢いに乗ると同32分にも追加点。右サイドからのクロスをFWスアレスが左へ浮き球パスを送ると、フリーのMFデアラスカーエタが右足でダイレクトボレー。強烈なグラウンダー性のシュートに相手GKは反応しきれず2点目が生まれた。

 ただ、このスコアのままではもう一方の試合で韓国がポルトガルに勝利すると、総得点で下回り1次リーグ敗退となるため3点目を奪いにいったが、なかなか追加点が奪えず。

 すると、韓国が後半アディショナルタイムの得点によりポルトガルに劇的な逆転勝ち。ウルグアイは一転して厳しい状況に追い込まれたが2―0のまま試合終了。韓国と勝ち点4で並ぶも総得点で及ばず同組3位で1次リーグ敗退が決定。決勝トーナメント進出“最後の1枠”を手にしたのは韓国となり、試合後ベンチにいたFWスアレスは涙を流した。

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