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ピッチ解説の槙野智章 三笘の決勝アシスト「出てない自信はありました」クロスの精度を称賛

[ 2022年12月2日 14:15 ]

槙野智章
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 サッカー元日本代表でJ1神戸DF槙野智章(35)が2日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にカタールからリモート出演。FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグ最終戦で日本が2―1でスペインに逆転勝利し、決勝トーナメント進出を決めたことについてコメントした。

 日本は0―1で前半を折り返したが、後半3分に堂安が左足で同点弾を決めると、同6分にはゴールライン際で三笘が折り返したボールを田中碧が押し込んで逆転に成功した。2勝1敗で勝ち点6とし、強豪のスペインとドイツを押しのけて堂々の1位突破。アジア勢初となる2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。

 槙野は、三笘のゴールラインぎりぎりからボールを折り返した決勝アシストについて「目の前でピッチ解説してたので出てない自信はありました」ときっぱり。「解説しながら“これは出てない”とはっきり言っていた。それぐらい目の前で見てました」とABEMAでのピッチ解説でもその場で確信したからこそ「出てない」と発言したと振り返った。

 そして「自信があってそういう言葉を残しましたし、会場の雰囲気は入った入ってないもそうですけど、スペインのゴールキーパーとディフェンスラインがゴールキックにしようと、早くプレーしようとしてたんですね。会場の雰囲気と選手のプレッシャーに負けないレフェリーも素晴らしかったです」と冷静なジャッジをした審判団を称えた。

 その上で三笘の折り返しについて「あの状況でボールを上から叩いてるんですよ」と指摘。「これ普通にクロスをあげるとなると、ゴロの球になるので目の前の選手に当たったりする」といい「叩き付けてバウンドさせたことによって前田大然選手を追い越してゴールキーパーを飛び越えて田中選手が決めている。このスピードでこの状態で上から叩くことがすごいです」とぎりぎりで追いついただけでなく、クロスの精度もすごかったとした。

 槙野は「意図したプレーか分からないけどすごいです。もう一回やれと言われてもできないです。ボールに食らいつくのに必死だったと思いますけど、三笘選手はこの先のことを考えてプレーしたのかなと思いますね」と“三笘の1ミリ”の先にある技術力の高さ、先を読んだプレーを称賛していた。

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