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主将の吉田麻也 涙こらえ「言葉になりません。最高」 「無茶苦茶長かった」耐え抜いて勝利呼ぶ

[ 2022年12月2日 06:37 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本2―1スペイン ( 2022年12月1日    ハリファ国際競技場 )

抱き合いながら勝利を喜ぶ吉田ら日本イレブン(AP)
Photo By AP

 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組の日本代表は1日(日本時間2日)、スペインと対戦し、2―1で逆転勝利。勝ち点を6に伸ばして、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。日本は堂々の1位突破で、決勝トーナメント1回戦はF組2位通過のクロアチアと6日午前零時に対戦する。

 主将の吉田麻也は最後まで体を張った。「勝利の気持ち」を問われると、しばらく言葉は出なかった。「言葉になりません。やっぱこれだから代表やめられない。最高でした」と語った。

 前半から3バックで臨んだ。「いくつかの相手の対戦した試合を見て、去年夏にオリンピックで4バックで対戦していて、なかなか難しいんじゃないかということで、3バック、もしくは5バックでしっかりはめにいって、後ろが我慢してというプラン」と説明。「立ち上がり失点してしまって苦しい時間が続きましたけど、ドイツ戦と一緒のように我慢して後半チャンスをうかがうというのを狙っていたので、またうまくいってよかった」と語った。

 「無茶苦茶長く感じましたよ。メチャメチャ長く感じました」としながらも「ブロックさえしっかり引けば、相手がなかなかこじ開けるのは難しいというのはイメージできていた」と胸を張った。

 ただ、主将は勝利の余韻をかみしめた上で決勝トーナメント1回戦に目を向けた。「ドイツやスペインに勝ったのは自信になるが、クロアチアも良さを消してくる。分析のいたちごっこが始まるが、よりよい分析をして、オプション1、2もしくは3まで持っておかないといけない。あくまで目標はベスト16の壁を破ること。ここで気を緩めず、満足せずに新しい景色を見たい。それが日本サッカーの発展につながる。子どもたちが次の試合をみていつか代表になってくる選手が増えれば、それは進歩。そのときは僕がベテランたちのクビを切りたいと思います(笑)」と決意を込めて語った。

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2022年12月2日のニュース