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クロアチア代表主将・モドリッチが来夏J入り熱望!“親日家”既に複数クラブと接触

[ 2022年12月2日 03:45 ]

〈クロアチア・ベルギー〉ボールキープするクロアチア代表・モドリッチ(AP)
Photo By AP

 スペイン1部の名門レアル・マドリードに所属する現役クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(37)が、近い将来のJリーグ入りを熱望していることが1日までに分かった。複数の関係者によれば、自身のエージェントらを通じて既に複数のJクラブと接触。早ければ来夏にも日本のピッチに立つ可能性があるという。契約が成立すれば、バロンドール(世界最優秀選手)受賞者として2人目のJリーグ入りとなる。

 新たなレジェンドのJリーグ入りの可能性が浮上した。複数の関係者によれば、前回18年W杯で母国を準優勝へと導き、大会MVPに輝いたクロアチア代表MFモドリッチが、今後のキャリアの選択肢として、日本を高い順位に設定。自身の代理人らを通じて複数のJクラブに売り込んでいるという。関係者は「モドリッチは親日家で、将来、日本または米国でのプレーを望んでいる」と証言した。

 モドリッチは18年にバロンドールに輝いた、世界的な攻撃的MF。12年8月に入団したRマドリードでは、高い戦術眼と卓越した技術で5度の欧州CL制覇に貢献するなど、数々のタイトルを獲得してきた。06年3月に20歳でデビューした代表では16年から主将を務めるなどチームをけん引。W杯は今大会も「10」を背負い、4度の出場を果たしている。

 今季もRマドリードで、リーグ戦は1試合を除く13試合に出場。不動の司令塔として君臨し続けている。ただ、そんなモドリッチも37歳。Rマドリードとの契約は来年6月末に満了するとされており、今季限りで退団する可能性があるという。そんな中で浮上したのが、Jリーグ入りだ。関係者によれば、獲得には年俸面など好条件の提示が必須条件。それだけに、可能性のあるクラブは資金力のある神戸やFC東京など一部に絞られそうだ。

 Jリーグでは神戸でプレーする元スペイン代表MFイニエスタを筆頭に、数々のスターがプレーしてきた。だがバロンドール受賞者となれば、かつて柏でプレーした元ブルガリア代表FWストイチコフだけ。08年から昨年までC・ロナウドとメッシの2人が独占してきた最高の栄誉に唯一割って入った男のJリーグ入りは、国内のサッカーファンにとって最高のプレゼント。今後の動向に注目が集まる。

 ◇ルカ・モドリッチ 1985年9月9日生まれ、旧ユーゴスラビア・ザダル出身の37歳。子供の頃に内戦で祖父が殺害され、自宅を失い難民となった経験を持つ。地元の名門ディナモ・ザグレブの下部組織出身で、期限付き移籍を経て05年にトップチームで初出場。08年にトットナム、12年にRマドリードに移籍。クロアチア代表は06年に20歳でデビューし、W杯4度出場。1メートル72、66キロ。利き足は右。

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2022年12月2日のニュース