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豪州 レッキー弾で16年ぶり16強入り アジア勢1次L史上最多5勝目で一番乗り

[ 2022年12月2日 02:45 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグD組   オーストラリア1ー0デンマーク ( 2022年12月1日    アルジャヌーブ競技場 )

<オーストラリア・デンマーク>16年ぶりの16強入りを決めて喜ぶオーストラリアイレブン(AP)
Photo By AP

 オーストラリアが今大会躍進したアジア勢で決勝トーナメント進出一番乗りを果たした。デンマークを破り、オセアニア代表として出場した06年ドイツ大会以来16年ぶり2度目の1次リーグ突破。アーノルド監督は「選手たちを誇りに思う。素晴らしいチームに対し、どのように戦うべきかを共有し、全てをささげられた。チームは結束している」と歓喜のイレブンと抱擁を繰り返した。

 デンマークの人数をかけた攻撃をしのぎ、鮮やかな速攻で均衡を破った。自陣ゴール前から15秒、わずか3本のパスから先制ゴール。第2戦で決勝点を決めたJ2岡山のFWデュークのポストプレーを起点に、MFマグリーのスルーパスを受けたのがFWレッキー。ゴール前で鋭い切り返しから相手DFの股間を通す巧みな左足シュートをゴール右隅に蹴り込んだ。自身3度目のW杯で殊勲の初得点を挙げた31歳は「守備が凄く良かった。球を奪ったら、カウンターを仕掛けようと考えていた」と明かした。

 初戦でフランスに敗れた後、W杯初の2連勝。低かった下馬評を他のアジア勢とともに覆した。サウジアラビアはアルゼンチンから、日本はドイツから金星を挙げ、イランはウェールズに勝利。アジア代表が1次リーグで5勝を挙げたのは史上初めてとなった。

 レッキーとともに同代表最多タイのW杯9試合目の出場となったGKライアンは「もっと行ける。俺たちは波に乗っている」と進撃を宣言。初の8強へ、勢いそのままにメッシ擁するアルゼンチンにぶつかる。

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2022年12月2日のニュース