四方田監督 苦悩の末に来季コーチ就任受諾 サポは「四方田、札幌!」コール

[ 2017年12月3日 09:18 ]

明治安田生命J1リーグ最終節   札幌3―2鳥栖 ( 2017年12月2日    札幌ド )

<札幌・鳥栖>ピッチを引き上げる際にサポーターにあいさつする四方田監督
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 J1札幌は2日、札幌ドームでのリーグ最終戦で鳥栖と対戦。2―2で迎えた後半43分にDF横山知伸(32)の劇的なヘディング弾で3―2で勝利した。四方田修平監督(44)のラストゲームともなった試合で今季初の3連勝締め。順位もJ1ではクラブ最高順位タイの11位でフィニッシュし、ミハイロ・ペトロヴィッチ氏(60)を新監督に迎える来季へ期待を大きく膨らませた。

 鳴りやまない。「四方田、札幌!」コールが響く。来季の監督に名将ペトロヴィッチ氏が内定して迎えた最終戦。四方田監督は万感の思いでタクトを振り、そしてコンサドーレを勝利に導いた。

 「J1昇格とJ1残留を達成することを目標に、2年半やってきた」。15年途中から指揮し、昨年はチームをJ2優勝&J1昇格へ導き、今季は01年以来16年ぶりのJ1残留も達成した。さらなるステップアップへクラブが下した監督交代という大英断、そしてコーチ就任要請。それらを受け止められないままこの2日を過ごして臨んだ一戦だった。

 それでも、試合後のセレモニーで四方田監督はコーチ就任を受諾すると発表。「自分も指導者としてまだまだ成長したいし、刺激を受けたい。ミシャさん(ペトロヴィッチ新監督)の下で学びたいという思いが沸々と湧いてきた」。結果を残したというプライドもある。だが、謙虚で実直な男は「自分はまだまだコンサドーレの力になりたい」と“クラブ愛”を強調した。

 最後の試合は2―2の終了間際、DF横山が決勝ゴール。今季初の3連勝で締めた。築いたチーム力を象徴する勝利だ。四方田監督はこう続けた。「苦しいことの方が多かったが、サポーターの胸を突き刺すような声援が札幌の監督になって良かったと思える瞬間だった」。2万7796人のサポーターの大歓声が響く中、チームへ向けて「選手、スタッフ、彼らは北海道の誇り」と称賛した。

 J1残留、そして来季へ――。最後は、四方田監督へ来季の新監督からビデオメッセージも届いた。「あなたと仕事がしたい。何よりあなたのサポートが必要」と。鮮やかなバトンタッチ。札幌の夢がまた広がった。

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