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ハリル監督「もっと厳しいグループ考えられた」上機嫌ジョークも

[ 2017年12月3日 05:30 ]

集合写真におさまるハリルホジッチ監督ら
Photo By スポニチ

 来年6月14日開幕のW杯ロシア大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が1日(日本時間2日未明)、モスクワで開催された。日本代表はH組に入り、同19日の初戦でコロンビア、24日の第2戦でセネガル、28日の第3戦でポーランドと対戦することが決定。W杯優勝経験国不在の比較的恵まれたグループとなり、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は決勝トーナメント進出に照準を合わせた。

 W杯対戦国が決まり、ハリルホジッチ監督は上機嫌だった。抽選会場の取材エリアで「始まる前から多分H組に入るのではないかと言っていた。本当です。ハリルホジッチのHですから」と笑わせ、「初戦が一番大事な試合だ。何としても決勝トーナメントに進むという強い気持ちが大事」と2大会ぶりの1次リーグ突破に向け決意を語った。アルジェリアを16強に導いた14年W杯ブラジル大会でも1次リーグはH組で、吉兆ともいえる結果だ。

 初戦の相手はコロンビア。日本は14年大会1次リーグ最終戦で1―4と惨敗しており、2大会連続での激突となる。指揮官は「前回のリベンジの意味もある」と強調。偶然にもコロンビアの南米予選ブラジル戦、アルゼンチン戦などの映像をチェックしており「南米独特のスタイルを持ち、厳しいデュエルで戦ってくる。ファルカオら何人か世界クラスの選手がいる」と印象を語った。

 第2戦はアフリカ勢のセネガル。過去にコートジボワール、アルジェリアを率いた指揮官にとってなじみのある相手だ。直接対決の経験はないが、特徴を把握していることは追い風で「パワー、スピードがある。特に空中戦の身体能力は非常に高い」と分析。第3戦のポーランドは「世界有数のストライカーのレバンドフスキがいる」と警戒した。

 準備は着々と進んでいる。ハリルホジッチ監督は1次リーグの3会場について「カザニに近いのか?」と確認し、ベースキャンプ地をカザニに置くことを示唆。6月のコンフェデ杯でポルトガルが滞在したロシア1部ルビン・カザニのトレーニング施設を利用する可能性が高い。さらに指揮官は事前キャンプ地の候補にオーストリアを挙げた。W杯前には出場国が集結する見通しで、強化試合のマッチメークの幅が広がるメリットがある。初戦は大会6日目の来年6月19日。指揮官は「5日ほど準備する期間が増えた。緻密な計画を立てたい」と力を込めた。コロンビア戦まで198日。6度目のW杯へ、カウントダウンが始まった。

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2017年12月3日のニュース